チェルニー100のやさしいやさしいレクリエーションNo.1~10 ピアノ教室CATピアノねこだよりのブログ13
趣味でピアノを習う日本の子供たち。 ピアノ教室に通って来ている日本の子供たちの多くは、ピアノを弾くことを趣味にしたいと思っていると推察します。 私は、ピアノを弾くことを趣味にしたい人たちの夢を叶えるお手伝いをしています。 弾いてみたい曲はあるけれど、小さなお子さんの場合、すぐその曲を練習することは難しい。 まず音楽に触れ音楽を聴く力を育てながら、音、リズムなど楽譜について学ぶことが必要です。 なので、いきなり好きな曲ではなくピアノ教本を、少しレッスンが進むとピアノ練習曲と他の曲集というように教材としての楽譜を用いることが一般的だと思います。 私はチェルニー100のやさしいレクリエーションは、自分のピアノ指導を研究するために使っていて、レッスンでは生徒さんはこの曲集を学んではいません。 さて、チェルニー100のやさしいレクリエーション、今回は1~10番です。 チェルニー100のやさしいレクリエーション1~10番 By pianonekodayori 曲名をタップして頂くと、私のYoutube チャンネルにつながります。 チェルニー先生の練習曲 ピアノ教室CAT ピアノねこだよりのブログ8 で書いたように、チェルニーはピアノ練習曲を多く作曲しました。 チェルニーのもとには、職業音楽家を目指す弟子が学びに来ており、後世に名を残す音楽家が集っていたことが知られています。 しかし、この100のやさしいレクリエーションを見ると、職業音楽家を目指す方向ではなく、趣味でピアノを習いたい人に向けた曲集では?と思えるのです。 そして好きな曲を練習する前に、まず練習曲を弾きましょうと語っているように思えます。 1番は、きらきら星によく似た曲。9番まで練習曲のような曲が続きます。 2番は「山のぼり」(means mountain climbing) という題で、日本の出版社が色々な作曲家の作品をまとめた曲集で掲載されているのを知っています。 そして10番目は、きらきら星。 日本の子供用の曲集には、きらきら星が多く掲載されています。 日本できらきら星が広まった経緯は、研究している所があるので、そちらをご参照下さい。 チェルニーが10番目にきらきら星を選んだ理由は、モーツァルトの有名な変奏曲だと思います。 モーツァルト作曲「ああ。お母様、あなたに申しましょう」の主題による12の変奏曲 K265