チェルニー先生の練習曲 ピアノ教室CATピアノねこだよりのブログ8


「チェルニーのピアノ練習曲は全部で何曲?」

ご存知の方は教えて下さい。 
それほどチェルニーはピアノ練習曲を数多く遺した作曲家として有名です。
日本でピアノを趣味で習っている人の多くは、100番練習曲、110番練習曲、リトルピアニスト、30番練習曲集、40番練習曲集などを弾いたことがあると思います。

チェルニーはピアノ練習曲の他に、ピアノソナタ、交響曲、室内楽、宗教曲などを作曲しています。

チェルニーのはじめての先生は彼のお父さんで、J.S Bach 、モーツァルト、クレメンティの作品を教わりました。

10歳になると、ベートーヴェンに師事することになりました。ベートーヴェンはC.P.E.Bachの教則本を用いたそうです。チェルニーはJ .S Bach 、スカルラッティ、クレメンティ、ベートーヴェンの作品をピアノで演奏したり、筆写しをして作曲の勉強をしました。

また1829年には、演奏旅行でウィーンに滞在していたショパンがチェルニーを訪問しています。

このようにチェルニーは作曲家の大先輩から当時の新人作曲家というように多くの作曲家の作品を研究していたのでしょう。

チェルニーが教えた門弟には1810年世代の主要なピアニスト兼作曲家が多くいます。最も有名なのは、リスト。他にクッラーク、レシェテツキー。彼らは教育においてチェルニーの伝統を後世に伝えました。さらにチェルニーの孫弟子には、ビューローやシュナーベルなど19世紀後半から20世紀前半に活躍し、今日のピアノ演奏法に多大な影響を与えたピアニストが多くいます。

現代では、チェルニーのピアノ練習曲の他にも教本があり、それらを選ぶことも多いと思います。

しかしチェルニーのピアノ練習曲を選択した時、「私はチェルニー先生の何代あとの弟子になるかも」と思うと、親しみが増すと思います。

お読み頂き、ありがとうございます♥️またお会いしましょう🐱



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