きらきら星とモーツァルト作曲「ああ、お母様。あなたに申しましょう」による12の変奏曲K265 ピアノ教室CATピアノねこだよりのブログ17
ピアノの教材としてのきらきら星は、この動画にあるように、チェルニーがその著書である100のやさしいレクリエーションの10番として取り入れていることが影響していると推察します。
ではチェルニーはなぜ、きらきら星を取り入れているのか?
それは、これも推察ですが、モーツァルトのきらきら星変奏曲K265の影響が大きいと思います。将来、モーツァルトの原曲に挑戦してもらいたかったのでは?
モーツァルトの変奏曲K265のテーマは、もともとフランスの歌でした。
この歌が当時、ヨーロッパで流行して、イギリスに伝わります。
その時、替歌が作られました。それが、「Twinkle twinkle little stars」だそうです。
12 Variations on "Ah,vous dirai-je maman",K265 (「ああ、お母様。あなたに申しましょう」による12の変奏曲 K265)が日本ではきらきら星変奏曲と呼ばれるのも、替歌である「きらきら星」がイギリスから日本に伝わったためと言われています。
ところで、日本の子供用のピアノ曲集には、きらきら星が掲載されていることが多いと言いました。
私がレッスンで使っている子供用の教材の中にある「きらきら星」は、モーツァルトの変奏曲のテーマがそのまま掲載されています。ただし、装飾音は抜いた状態です。
私はこの曲をレッスンするとき、必ず、モーツァルトの変奏曲のテーマを演奏しています。
小さなお子さんにも、将来、本物のモーツァルトを弾いてもらいたいな、と思いながら弾いています。
Mozart 12 Variations on "Ah,vous dirai-je maman by pianonekodayori
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