シューマン 小さなフーガ ピアノ教室CAT ピアノねこだよりのブログ9


 シューマン、小さなフーガはユーゲントアルバムOp. 68の第40曲ですが、ソナチネアルバム1にも掲載されています。
曲の構成は前奏曲とフーガの2つの部分からなります。
こちらをタップして頂くと、私のYoutube チャンネルで曲が聴けます。
シューマン 小さなフーガ ユーゲントアルバムOp. 68-40 (ソナチネアルバム1  30番)
演奏 ピアノねこだより(by pianonekodayori )

楽譜を見て頂くと、解りやすいと思います。

初めの前奏曲は主に2声で右手で弾く旋律と左手で弾く旋律が絡み合うように演奏されます。続くフーガは前奏曲をモチーフにしています。
フーガはスタッカート(音を短く切って弾く)が多く指示されていますが、ノンレガート(音をつなげないで弾く)と私は解釈しました。
同じように音符に点(スタッカート)が書かれていますが、その音によって意味が変わると思います。
アクセントを入れる、軽く弾く、ベースを重めに弾くなど、工夫してみると曲の流れが動きます。
転調がある時には、音色を変えてみると良いと思います。
ユーゲントアルバム、こどものためのアルバムという曲集なのに、弾いてみると難しいです。理想とすることを表現できるように最善を尽くしました。

前奏曲とフーガ、というとJ.S バッハの平均律クラヴィーア曲集を思い浮かべる方も多いと思います。
ソナチネアルバム1には平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番のプレリュードも掲載されています。

ソナチネアルバム1は、古典派の代表的な曲のスタイルであるソナタを学ぶ為の曲が掲載されています。
古典派より前のバッハの作品、古典派より後のロマン派の作曲家、シューマンの小さなフーガを掲載していることは、偶然ではありません。
クラシックピアノの伝統が掲載されているのです。


J.S バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番 プレリュードとフーガ BWV846 
演奏 ピアノねこだより(by pianonekodayori )

お読み頂き、ありがとうございます♥️
またお会いしましょう‼️🐱

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